こんにちは受付・管理栄養士のK.Tです。
先日食育の講演会に行ってきました。
「子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何よりも食が重要である」
という前文で始まる食育基本法。
食育が法律で定められている事をご存じでしたか。
食育は子育て、教育の基礎なのです。
今回学んだのは「五感で楽しむ食育」
楽しく食べる事で子供たちが伸びるという内容のお話は大変興味深いものでした。
私たちは食事の時、『視覚』で色や形を確認し『嗅覚』で匂いを『触覚』で食感や温度を感じ『味覚』で甘さ辛さ酸っぱさなどを味わいます。
また『聴覚』でサクサク、シャキシャキなど食の音を楽しんだりします。
つまり食は五感を同時に使う唯一の行為なのです。
五感で感じた食の情報は脳に伝わります。
この時どのように脳に伝えるかが重要でこれが食育に繋がります。
大切なのは私たち大人の問いかけ方働きかけ方です。
子どもたちに五感を研ぎ澄ますような問いかけを、五感で感じてもらえるような働きかけをするのです。
例えば「美味しい?」という問いかけは美味しいか美味しくないかの二択の答えしか導きません。
しかし「どんな味がする?」「どんな感じ?」と聞くことで食を通して考える力や表現する力を育てる事ができます。
しっかり味わい観察することで食への興味を持つことにもなります。
さらに親や幼稚園の先生など大人と会話をする事で人と関わる力や感謝する心が養われ脳を鍛えるだけでなく心を育てることにもなるでしょう。
子どもたちの感性は私たち大人など比べものにならないほど豊かで自由です。
子どもたちの五感を刺激する問いかけをしてみてください。
きっと私たち大人では発想できない表現が次々に出てくるはずです。
そして毎日の食事を有意義に楽しんでください。