皆さんこんにちは!
周智郡森町 仲町歯科医院院長の義永です。
だんだんと気温も冷え始め冬の到来を感じる今日このごろ。そんな寒い日には温かい湯船にゆっくり浸かりたいものです。
しかし…
歯が痛い時に体を温めるともっと痛くなってしまうことも!?
というわけで今回は、仕事中や深夜など歯科医院に行けない状況で、歯が痛くなった時に『応急処置としてやっていいこと』、逆に『絶対にやってはいけないこと』をご紹介したいと思います。
◇歯が痛い時の応急処置
市販の鎮痛剤を利用する
まずは痛み止めの薬を使用しましょう。
その際には必ず効能に「歯の痛み」があることを確認してください。飲み薬の場合、飲んでから効果が出るまでに少し時間がかかります。
他にも歯痛専用の「患部に直接塗る即効性の高い薬」などがあります。
いずれも、かなり進行した虫歯などには効果が薄いことがあるのでご注意ください。
適度に冷却する
歯痛のほとんどの原因は歯の神経:いわゆる歯髄の炎症です。
そういった炎症を抑えるには「冷やす」のが基本。
冷たいタオルや冷却シートなどで、患部を冷やしましょう。「冷やしすぎ」は血行不良など別の悪影響を招きますので、ほどほどが肝心です。
◇絶対にやってはいけないこと
歯医者に行くまでの我慢…と思って、以下の行動は控えていただくのがオススメです。
患部を温める
冷やすのが効果的なので、当然、温めるのは逆効果!
「歯の神経が圧迫されて痛い状態」ですので、温めてしまうと血行が良くなりさらに神経が圧迫されてしまうことに。
そのため、歯が痛む時の入浴はシャワー程度にとどめておきましょう。
また激しい運動も血行が良くなるため同じくNG。
力を入れた時にうっかり食いしばってしまい、歯にダメージを与えてしまう可能性も…。
飲酒喫煙
「お酒に酔って痛みを麻痺させよう」
「リラックスして痛みを和らげたい」
などと考えてしまうかもしれませんが、歯が痛い時にはどちらも有害!
お酒を飲んで血行がよくなると、体を温めた時と同様に神経が圧迫されてしまうことに。
またタバコに含まれる成分は患部を刺激してしまったり、免疫力を低下させますので、症状が悪化してしまう恐れがあります。
このようにお酒やタバコは、かえって痛みが増す結果を招くことになります。
大好きな方にとっては辛いかもしれませんが、歯が痛い時にはお控えください。
患部を触る
ついつい気になって触りたくなってしまうかもしれませんが症状が悪化する可能性があるのでガマンしましょう!
触れた指から細菌が付着してしまうなど、痛みが増す原因となることがあります。
「歯が痛い時にやっていいこと」
「絶対にやってはいけないこと」
いかがでしたか?
不意に歯が痛くなった時にはぜひお試しください。
繰り返しとなりますがこれらはあくまでも応急処置。
早めに治療をしないと歯の寿命はどんどん短くなりますので、痛みが出たり、気になるところがあれば遠慮なくご相談ください。
またそのようにならないため、仲町歯科医院での口腔ケアを続けましょう。