皆さんこんにちは!
周智郡森町 仲町歯科医院院長の義永です。
もうすぐ「秋の夜長」 を楽しめる季節となってまいります。
秋分の日を過ぎた頃から夜の時間が長くなり、
涼しく過ごしやすい秋の深まりを感じ始める時期。
気になっていた映画や本を楽しむあまり
ついつい夜ふかししてしまった!
なんてことのないように気をつけていきたいですね。
さて、歯科として
皆さまに気をつけていただきたいことが
もうひとつあります。
それは歯周病。
歯周病は歯ぐきが腫れたり、
たまに出血したりといった程度で、
痛みもないことが多いため、
あまり重要視していない方もいらっしゃいます。
しかし!
歯周病とは、放っておくと骨が溶け
いずれ歯が抜けてしまう恐ろしい病気。
そのうえ、歯周病が招く危険は
それだけに留まりません
今回は歯周病がもたらす
「とある病気のリスク」 について
ご紹介いたします。
歯周病放置リスク①
糖尿病の悪化
糖尿病は 「失明」や「足などの壊(えそ)」 といった
恐ろしい合併症のリスクがある病気です。
歯周病になると、
歯周病菌が発する毒素により、
血糖をコントロールするインスリンの働きが鈍くなり
ますます糖尿病が悪化することに。
反対に、糖尿病の人は
通常より2倍以上も歯周病になる可能性が高い
というデータもあります。
このように、歯周病と糖尿病は
互いに悪影響を及ぼしあっているという
非常に危険な関係をもっています。
さらに…
歯周病放置リスク②
心臓病を引き起こす
歯周病菌が血流に乗り 「冠動脈」 に達すると
心臓病を引き起こすリスクが
約2~3倍も高まるという調査結果があります。
冠動脈とは
心臓を取り囲むように張り巡らされた血管のこと。
心臓が動くために必要な栄養素や
酸素を送る重要な働きをしています。
ここに歯周病菌が達してしまうと、
血管が炎症を起こして動脈硬化が促進され、
心筋梗塞や狭心症といった
心臓病のリスクを抱えることになるのです。
◆歯周病リスクを回避しよう!
歯周病は、今回ご紹介した病気の他にも
脳梗塞、誤鷹性肺炎 骨粗しょう症、
さらにはがん・認知症…といった
全身の様々な病気と関わりがあります。
それにも関わらず
自身ではなかなか自覚できないのが
歯周病の恐ろしいところ。
そのため、
もし歯ぐきから出血していたり、
歯ぐきが腫れていたりする場合には
たとえ痛みはなくても
必ず歯科医院で歯周病治療を受けてください。
また、歯周病菌はしばらくすると必ず増殖するため、
一度治療をしても、 いずれ再発する可能性が高いです。
こういった歯周病のリスクを回避するためにも、
ぜひ仲町歯科医院で
定期的なメインテナンスを受けてくださいね!