皆さんこんにちは! 周智郡森町 仲町歯科院長の義永です。
気づけばもう12月。年末年始の準備に向けて、世間の様子も慌ただしく見えますね。
寒さが身にしみる季節ですが、このように賑わう様子を見ることができるのは嬉しい限り!
一時はコロナで冷え込んだ活気も取り戻され、温かみが心に染入るような気さえしてきます。
ところで、歯科にとっての「しみる」は、患者さんの悲痛な訴えのひとつ。
原因はいくつか考えられますが、今回はその中のひとつ、『知覚過敏』についてご紹介させていただきたいと思います。
◆「しみる歯」と「しみない歯」の違い
そもそも「歯がしみる!」と感じるのは、歯の神経に刺激が加わるため。
本来であれば、歯の神経は『象牙質』に覆われており、その上に『エナメル質』や『セメント質』、『歯ぐき』などが重なって守られています。
しかし、何らかの原因で象牙質が露出してしまうと、象牙質に空いている無数の穴から神経に刺激が伝わるようになります。
この刺激こそが、知覚過敏の正体なのです。
◆象牙質が露出してしまう原因とは?
では、なぜ本来は守られているはずの象牙質が露出してしまうのでしょうか。
その原因のひとつが“>歯ぐき下がり(歯肉退縮)。
歯ぐき下がりは、皆さんもご存じの『歯周病』や、ついやってしまいがちな『間違った歯みがき(ブラッシング)』をはじめ、『かみ合わせ』や『加齢』といった理由から発生します。
そして、歯ぐきが下がると『セメント質』が露出します。
このセメント質は、エナメル質に比べて非常に弱く、ブラッシング程度の刺激であっという間に削れてしまいます。
セメント質が削れると、当然その下の象牙質が露出するため、そこに生じた刺激が知覚過敏となってしみる…というわけなのです。
◆「しみる」と思ったら仲町歯科医院へご相談
知覚過敏の原因は今回ご紹介したブラッシングや歯周病以外にも考えられますし、そもそも「知覚過敏以外の原因でしみていた」ということも十分考えられます。
このようなお口の痛みや違和感を放置すると、さらなるトラブルへ繋がる恐れがありますので、根本的な原因を把握し対処することが大切です。
しかし、いずれも皆さまご自身で判断することは非常に困難。
少しでも「しみる」と感じたら、いつでも私たちにご相談ください。