智郡森町の歯医者、仲町歯科医院のブログです。
皆さんこんにちは。医院院長の義永です。
秋を感じる日も増えてきたように感じる今日このごろ。
みなさんは 「ちいさい秋」 をもう見つけましたか?
童謡として有名な 「ちいさい秋みつけた」 は
秋の季語でもあるモズの鳴き声や、
木の葉が赤く染まる様子など、
「日常の些細な変化に、 秋を感じた心情」
を表しているそうです。
こうした小さな変化を見つけるのは楽しいですが、
みなさんにはもうひとつ、
「普段から見つけていただきたいもの」 があります。
それは 『歯周病』です。
成人の約8割がかかっていると言われる歯周病
それにも拘わらず、 多くの方は自覚のない
『隠れ歯周病患者』 として過ごしています。
一体どうしてでしょうか?
◆甘くみがちな 「歯周病のサイン」!
唯一ともいえる歯周病の貴重なサイン。
それが 「歯ぐきからの出血」 です。
「出血」 は歯ブラシで傷ができたわけではなく、
歯周病菌を追い出そうと、
歯ぐきの組織が体を守ろうとした結果です。
ところが、 血が出るだけで大した痛みもないため
放置してしまう方がたくさんいらっしゃいます。
こうして多くの方が
『隠れ歯周病患者』 になっていくのです。
では、そのまま放置してしまうと、
どうなるのでしょうか?
◆「歯が動く」と感じた頃には手遅れ!?
歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶けはじめ
やがて歯がグラグラと動くようになり、
最終的に歯が抜けてしまいます。
そこで重要なのが
お口の歯周病菌を減らすこと。
実は、 みなさんのお口には
歯周病菌がたくさん生息している場所があります。
その場所とは、
ずばり 『歯石』 です。
仲町歯科医院で歯石取りを行うのは、
単に「汚れ」だからではなく、歯周病治療や予防のため。
そして、この 『歯石』というのは
歯科医院でしか取り除くことができません。
そのため、定期的にご来院いただき、
お口の中のチェックと歯石取りを行っていただくのが、
「隠れ歯周病患者』 にならないための
重要な処置なのです。
しかし、これだけでは
「根本的な解決」 とはならないのが、
歯周病の厄介なところ。
◆歯科だけでは治せない!
歯周病菌は放っておくとすぐに
何十億、 何百億と繁殖してしまいます。
そこで重要なのが、 みなさんの協力、
つまり『毎日の正しいケア』 です。
歯科で定期的に治療を行っていても、
日常生活におけるケアが不十分では、
すぐに細菌が繁殖してしまいます。
歯ブラシによる毎日の歯みがきはもちろん、
『フロス』や『歯間ブラシ』 といった
補助器具を正しく使い、
お口をしっかりとケアしていきましょう!
このように歯周病は、
私たち仲町歯科医院とみなさんとの
二人三脚で治療にあたる必要があります。
みなさんのお口の状態にあわせて、
最適なケア方法をご提案させていただきますので、
ご不安なことがあればいつでもご相談ください。