皆さんこんにちは! 周智郡森町 仲町歯科医院院長の義永です。
気づけばもう11月。
寒気もいっそう強くなり、
暖房を使い始めた方も多いのではないでしょうか。
エアコンは暖房を使う前に、
お掃除やお手入れをしておくと、
快適な空調を楽しめるだけではなく、
節電にもなるそうです。
定期的なお手入れが大事な道具といえば、
『入れ歯』や『マウスピース』も同じ。
お口の機能を補助したり
保護したりするためにも大切な道具ですが、
お手入れを間違えると、かえってお口の環境や健康が
悪化するおそれがあります。
そこで今回は、入れ歯 マウスピースの
『間違ったお手入れ』 と 『正しいお手入れ』を
ご紹介します!
入れ歯やマウスピースの『間違ったお手入れ』
入れ歯もマウスピースも、 共通して
「やってはいけないこと」 がふたつあります。
ひとつは、
熱湯で消毒しようとすること。
入れ歯やマウスピースには
プラスチック素材が使われているため、
熱湯に触れると変形してしまいます。
しかも、変形した状態で無理に装着すると、
お口が傷ついたり、
本来の機能が失われたりするためで
注意が必要です。
そして、もうひとつの間違ったお手入れは
歯みがき粉で磨いてしまうこと。
歯みがき粉には
「研磨剤」という成分が入っていることが多く、
その粒によって、入れ歯やマウスピースに
傷がついてしまうことがあります。
目に見えないような細かな傷でも、
細菌の温床となってしまうのです。
入れ歯の油汚れが気になる場合は、
『食器用の中性洗剤』 を薄めて使うと
きれいに落とすことができます。
正しいお手入れ方法①『お口から外して掃除」しよう!
通常の歯と同じく、 入れ歯にも
プラーク(歯垢) や歯石がつきます。
そのまま装着していると、
むし歯や歯周病になりやすくなるほか、
歯ぐきの炎症や口臭の原因、 さらには
誤えん性肺炎などの病気を引き起こすリスクが
高まってしまうのです。
そのため、食後はお口から外し、
水やぬるま湯で汚れをよく洗い流してしてください。
そして、必ず1日1回は専用のブラシなどを使い、
しっかり磨くようにしましょう!
マウスピースには、
歯ぎしりなどから歯を保護する 『ナイトガード』や、
スポーツ時に装着する 『マウスガード』など、
いくつか種類があります。
種類によっては
ブラシを使用しない方がいいものもありますので、
歯科で確認していただくのがおすすめです。
正しいお手入れ方法② 『洗浄液に浸けておく』
入れ歯を着けたままにしてしまうと、
高温多湿のお口の中では
何億という細菌が繁殖します。
そのため、入浴時等には必ず外して
『専用の洗浄剤』を溶かした水に
浸けておきましょう。
もちろん、マウスピースも同様に、
使っていないときは洗浄剤を溶かした水に浸し、
清潔に保つようにしてください。
入れ歯もマウスピースも、 材質や種類によって
細かなお手入れ方法は異なります。
ご不安な方は、いつでも歯科医院でお尋ねください。
また、仲町歯科医院にお持ちいただければ、
常に最適な状態に調整・清掃することもできますので、
ぜひ定期的にご来院ください。