皆さんこんにちは!
周智郡森町仲町歯科医院 院長の義永です。
先日から全国的に寒波が襲来し、
寒さが厳しさを増しそうですね。
こうした寒い日が続くと、
普段から気をつけているつもりでも
体が弱って風邪を引いてしまうこともあるので、
気をつけてお過ごしください。
さて、 普段から気をつけているつもりでも、
罹ってしまう病気がお口にもあります。
それは皆さまもご存じ、 歯周病です。
中でも、次の6つの特徴にひとつでも当てはまる方は、
「歯周病になりやすい」状態ですので、
注意が必要です。
◆こんな人は要注意!
-
歯みがきなどのセルフケアが不十分
基本的なことですが、
歯みがきなどがしっかりできていないと、
歯周病菌がお口の中で増殖してしまいます。
-
喫煙している
喫煙している方は、 そうでない方と比較すると
歯周病リスクはなんと5倍以上といわれています。
また、喫煙していると歯肉の血行が悪くなるため、
歯周病の進行に気づきにくくなる、 という悪影響も。
-
口呼吸をしている
だ液には抗菌作用があり、 本来であれば
お口の中の細菌を洗い流す役割があります。
しかし、お口で呼吸をする習慣があると、
乾燥によって「だ液」 が少なくなってしまうため、
歯周病菌が増殖しやすくなってしまうのです。
-
薬の副作用
薬によっては 「だ液が出にくくなる」 など、
お口に影響のある副作用をもつものがあります。
薬の情報をしっかり確認し、
もし不明な点があれば、お気兼ねなくご相談ください。
5.糖尿病を患っている
歯周病は 「糖尿病の合併症のひとつ」 とされており、
お互いに症状を悪化させる関係にあります。
つまり、双方の治療のためにも、
歯周病予防・治療をしっかり行う必要があります。
6.妊娠中、 または閉経前後
妊娠や閉経によってホルモンバランスが崩れると、
体にはさまざまな影響が表れます。
口腔環境が悪化しやすくなり、
歯周病のリスクも高くなります。
◆『プロフェッショナルケア』 にお任せ!
上で紹介したように、
「歯周病に罹りやすくなる要因」 はさまざまですが、
共通して言えることがひとつあります。
それは、
歯周病の原因は 「歯周病菌」であること。
お口をしっかりケアして、
歯周病菌の増加を防ぐことができれば、
こうしたリスクに対応できる可能性が高くなります。
そのために重要なのが
「定期的なプロフェッショナルケア」です。
お口の中には、
「バイオフィルム」 「歯石」 といった、
自分では取り除けない 「細菌の温床」が必ずできてしまい、
普段からどんなに歯みがきなどを頑張っても、
ご自身で取り除くことはできません。
これを確実に取り除くのが、
歯科医師・衛生士による
「プロフェッショナルケア」です。
実際、定期的にケアを受けている方と、
そうでない方を比較すると、
お口の中に残っている歯の数 (残存歯数) に
大きな開きがある、という研究結果もあります。
歯周病は、
悪化すれば最終的に必ず歯が抜けてしまう
恐ろしい病気です。
一生豊かな食生活を送るためにも、
ぜひ定期的なプロフェッショナルケアを
皆さんの習慣にしてください!