皆さんこんにちは!
周智郡森町 仲町歯科医院院長の義永です。
徐々に梅雨も明け、 もうすぐ夏の到来です。
皆さんは、夏と言われて
真っ先に何を思い浮かべますか?
海や山、 プールなどのレジャーをはじめ、
賑やかなお祭りなど、
夏には活気あふれるイベントが盛りだくさんです。
怪我や病気に気をつけて、
楽しい夏を過ごしてくださいね!
ところで、 「歯が痛むとき」 に
皆さんが真っ先に思い浮かべるのは、
やはり 「むし歯」 でしょうか?
ところが、 ひとくちに 「歯が痛い」 といっても、
考えられる原因は
ほかにもたくさんあるのです。
♡歯が痛む理由その1
歯が折れている・割れている
転んだりぶつけたり、
あるいは歯ぎしりの強い方は、
歯が折れたり割れたりすることで
痛みが出てくることがあります。
時間が経つほど温存は難しくなり、
放っておけば
抜歯に至る可能性も出てきます。
♡歯が痛む理由その2
親知らずの周囲が炎症している
親知らずは歯ブラシが届きにくく
しっかり汚れが取り除けていないと、
細菌が繁殖して炎症を起こしてしまう場合があります。
「周囲の歯」や「あごの骨」 への影響も考え、
抜歯してしまった方がいい場合もありますが、
お口の状態によっては様子見で済むこともあります。
♡歯が痛む理由その3
知覚過敏
歯の表面は、
本来 『エナメル質』という、
硬い組織で覆われています。
なんらかの理由で
このエナメル質がすり減ったり、
歯ぐきが下がったりすると
歯の神経に刺激が伝わりやすくなります。
これが 『知覚過敏 』 の正体です。
知覚過敏を放っておくと
痛みによって歯みがきがおろそかになり、
結果的にむし歯などのリスクが
高まってしまうことがあります。
♡歯が痛む理由その4
歯周病
歯周病は 「沈黙の」 といわれるほど
自覚症状が少ない病気なのですが、
実は、 歯を失う可能性が
むし歯よりも高いのです。
はじめのうちは
出血などのわずかなサインしかありませんが、
症状が進行すると、 歯がぐらついたり、
痛みを感じたりすることがあります。
歯周病によって痛みを感じるということは、
かなり進行している証拠なので、
早めの治療をおすすめいたします。
今回ご紹介した原因のほかにも、
「歯の痛み」にはさまざまな原因が考えられます。
どのケースにも共通して言えることは、
些細なことでも、 異常を感じたら
すぐに歯科医院を受診すべき、
ということです。
特に、痛みが出たり引いたりと繰り返す場合は、
何らかの疾患が関わっている可能性が高くなるので、
早めの受診を心がけてくださいね。