皆さんこんにちは!
周智郡森町仲町歯科医院 院長の義永です。
日によってはまだ寒い日が続いていますが、
寒暖差で体調を崩さないよう、
春を迎える準備をしておきましょう!
ところで皆さんは
『仮歯(かりば)』というのを
ご存じでしょうか?
治療後に取り付ける 「かぶせもの」は
製作にどうしても時間がかかります。
その間、治療した箇所を
守るために装着するのが、
プラスチックの 『仮歯』 です。
いわば前準備のようなものなので、
この段階で放置してしまうと、
次のようなトラブルの
原因となってしまうのです。
トラブル ①新たなむし歯の原因になる
仮歯はあとで取り外すことを前提としたもの。
そのため「仮着剤」という材料を
使っているのですが、
放置すると溶け始めて、
隙間が生じます。
すると、その隙間から
細菌の塊であるプラークが入り込み、
新たな「むし歯の原因」
となってしまうのです。
トラブル ② 治療がやり直しになる
仮歯は 「やわらかいプラスチック」で
できているため、日常生活で
簡単にすり減っていきます。
すると、そのスペースに向かって
周囲の歯が出てきて、
歯並びが変化してしまうことが!
仮歯はその名の通り、
「かぶせもの」が完成するまでの
仮のもの。
もしもその間に歯並びが変わってしまうと、
せっかく完成した
かぶせものが合わなくなり、
治療がやり直しとなる場合があるため
注意が必要です。
仮歯の放置は厳禁です!
仮歯は 「患部を守る」、
「見た目をよくする」
「歯と歯の間隔を維持する」 など、
さまざまな目的で作られます。
痛みもなくなり、
最初のうちは不便を感じないため
安心してしまいがちですが、
「あくまでも一時的なもの」
ということを忘れてはいけません。
仮歯を使い続けて通院を止めてしまうと、
大きなトラブルの原因となりますので、
必ず最後まで治療を受けて、
しっかり治しましょう!