皆さんこんにちは! 周智郡森町仲町歯科医院院長の義永です。
立秋が過ぎても、昼間は汗ばむ日々が続いていますね。
衣替えはまだまだ早いように思えますが、今のうちに準備しておくことで、
余裕を持って秋を迎えられます。
急な気温の変化にも適応できるよう早め早めに行動し、体調管理に努めましょう。
さて先月7月21日、静岡労政会館で開かれた歯科施設基準研修会に参加してまいりました。
講師はあま市民病院歯科口腔外科科長である伊藤正樹先生です。
2024年6月に医療・介護・障害福祉サービスの「診療報酬トリプル改定」が行われたのは記憶に新しいですが、この研修会はそんな6月の歯科診療報酬改訂に対応して開催されました。
広い会場満杯の参加者からも関心の高さが分かります。
私としての一番の課題は「口腔管理体制強化(口管強)」の確保です。
厚労省は健康で長生きできる人が増えるよう体制を作っています。
今回の改定を通じて「削って詰める」歯医者ではなく医療・介護と幅広く連携し地域の歯科衛生の向上に努めてほしいとの願いを強く感じます。
そのための国が定める基準が「口腔管理体制強化(口管強)」です。
口管強の認定医院になるには条件があります。
それは
・過去1年間に歯周病安定期治療(Ⅰ)又は歯周病安定期治療(Ⅱ)をあわせて30回以上算定していること。
・過去1年間にフッ化物歯面塗布処置、または歯科疾患管理料のエナメル質初期う蝕管理加算をあわせて10 回以上算定していること。
…など10の基準を満たさなければならない、というもの。
認定医院になれば、ご来院くださる患者様に多くのメリットを受け取っていただけます。
実際に仲町歯科医院の患者さんも
・フッ素塗布の保険適用回数が増える
・歯周病安定期治療の回数が増える
・在宅口腔ケアが保険でできる
・感染症防止の衛生面対応がしっかりできる
等のメリットが得られます。
今回の伊藤先生の講義を通じて
・チーム医療の重要性
・重症化予防
・継続管理の徹底
・歯科訪問診療
・医療連携
・地域包括支援ケアシステム
について改めて学ぶことができました。
このような機会を提供してくれた静岡県保険医協会に改めて感謝いたします。
しっかり受講票も頂戴しました。
今回の学びを活かし、いっときも早い口管強の確保に努めるとともに、患者様により良い治療やサービス、情報を提供できるよう、一層頑張ってまいります。
医院からのお知らせ
9月20・27日(金) 院内勉強会のため、午後の診療は15:30~となります。