皆さんこんにちは!
周智郡森町 仲町歯科医院院長の義永です。
残暑の厳しい季節ですが、秋の訪れはもうすぐそこです。体調など崩されませんよう、くれぐれもお気を付けてお過ごしください。
さて、そんな秋といえば、たくさんの食べ物が旬を迎え始める実りの季節。
いざ楽しみにしていた食材を実食!
…と、思いきや。
「奥に食べ物がよく詰まるようになった」
「のどが痛み、ものが飲み込めなくなった」
「疲れた時に歯がうずく」
なんてことになったら困ってしまいますよね。
実は、これらのケース「親知らず」に問題があるかもしれません。
およそ10代後半から20代前半の時期に生える親知らずですが、「痛いのに放っておく」と命に危険を及ぼすことも…?!
そんな親知らずがもたらす危険をご紹介いたしますので、この機会にぜひ知っておいてください!
【ちゃんと生えないのが当たり前!?】
親知らずは上下左右の一番奥に合計4本あります。
生え方は非常に個人差が大きく、
「全く生えてこない」
「1本~3本だけ」
「4本すべてが生えている」
それぞれが3分の1ずついらっしゃいます。
親知らずはしっかり生えてこないケースが多く、むしろ正しく生えてくるほうが珍しいほど。
実は、これが様々なトラブルの原因になっています。
【あらゆるトラブルの原因に…】
親知らずがしっかり生えていないと歯磨きをしても、磨き残しが多くなります。
これがむし歯や歯周病の原因となったり、周辺が細菌に感染して炎症を起こす(智歯周囲炎)など様々なトラブルの原因となります。
ちなみに、細菌感染を我慢して放置していると、感染は「あご」→「のど」→「胸」→「心臓」へと広がり、最悪の場合、死に至る可能性も…。
【結局親知らず、抜くべき?抜かないべき?】
このように、多くのトラブルを引き起こすことがある「親知らず」。
もしトラブルを引き起こしてしまった場合の対処法としては「となりの健康な歯への影響」や、「治療してもまた再発する可能性」などを考え、抜歯を検討するのが一般的です。
仲町歯科医院には通常のレントゲンに加えて、歯科用の CT があります。簡単な撮影で、3次元的に親知らずの状態を把握することが可能です。こうした画像検査で、より正確な診断を下すことができます。
「抜歯は怖い」というイメージもあるかと思いますが、しっかり状態を説明させていただき、できる限りご要望に沿った治療をします。
公立森町病院・磐田市立総合病院・中東遠総合医療センター・浜松医科大学附属病院などの歯科口腔外科とも連携。専門医の紹介もいたします。
状態によっては抜かずに温存するという選択が可能な場合もありますので、いずれにせよ、早期にご相談いただくのが何より大切です。
もし違和感などを感じた時には、放置せずにできるだけ早めにご相談下さい。
美味しい秋の味覚を楽しみ、新陳代謝を活発にすることで、暑さに疲れた体を癒し、厳しいコロナ禍を乗り切りましょう!