皆さんこんにちは!
周智郡森町 仲町歯科院院長の義永です。
皆さんは『誕生石』というのを
ご存じでしょうか。
1月から12月までの各月にちなんだ宝石があり、
自分の生まれ月の石を身に着けていると
いいことがある。
…という「おまじない」のようなもの。
ちなみに2月の誕生石は「アメシスト」。
心配事や怒りなどを取り去り、
ニコチンやお酒、薬物などの
中毒症状を断ち切る助けにもなるのだとか。
そんなアメシストの色は綺麗な紫色。
『紫水晶」とも呼ばれ、
ガラスのように透き通った光沢が
より「紫」を美しくみせています。
さて、そんな宝石では美しい「紫色」も、
皆さんの歯ぐきにあらわれたとしたら
話は別です。
しかも、歯ぐきが変色したときには
その裏に恐ろしい病気が潜んでいる可能性も.…。
そこで今回は、
そんな「歯ぐきの病気」を
原因別に4つご紹介いたします。
◆原因その1 菌周病
歯周病は「歯周病菌」が歯を支える骨を溶かし、
最終的に歯が抜けてしまうこともある病気。
初期段階では歯ぐきの炎症によって、
赤くなります。
そして、歯周病がさらに進行すると、
歯ぐきの色が赤紫へと濃くなっていきます。
◆原因その2 喫煙
タバコに含まれる
ニコチンやタールなどの
有害物質が歯ぐきに染み込み、
血行が悪くなることから
歯ぐきの色が「紫」や「黒」へと
変化することがあります。
もちろん、
健康を害した状態なのは
言うまでもありません。
◆原因その3 歯の根の変色
歯ぐきが黒く変色する原因は
歯の根の変色も考えられます。
歯の神経が死んでしまうと、
歯や歯根(しこん)が
黒く変色していきます。
すると、歯と歯ぐきの境目など、
歯ぐきが薄い部分から
変色した歯根が透けて見えることで、
歯ぐきが黒く見えることがあります。
◆原因その4 金属が溶け出している
最後にご紹介するのは、
通称「メタルタトゥー」と言われる症状。
皆さんのお口の中は、
だ液や日々の食事によって
酸にさられています。
かぶせものや、
その土台などに使われている金属は
それらの酸によって溶け出してしまい
結果として歯ぐきに
黒い着色が起こることがあります。
歯ぐきの色がおかしいときには、
その裏に必ず
何かしらの原因が隠れています。
症状が進行してしまうと、
元に戻すのが非常に難しくなるほか、
重大な病気を引き起こすこともありますので、
異常を感じた際には、
ぜひお早めに仲町歯科医院にご来院ください。