もしかして、 ぼくもわたしも顎関節症

皆さんこんにちは!
周智郡森町 仲町歯科医院院長の義永です。

暑さで食欲が落ちてしまいがちな季節ですが、
そのようなときこそ栄養不足は大敵!
夏バテにならないように
しっかり食べないといけません。

さて、そんな夏の熱気に負けじと
大きくお口を開いた瞬間、
カクンッ!と、
あごの付け根辺りから
妙な音がしたことはありませんか?

これは、
顎関節症(がくかんせつしょう)』 の
疑いとなる症状のひとつなのですが、
珍しいことではありません。

というのも、実は日本人の多くが
顎関節症の経験をしたことがある!
とされているからです。

♡「2人に1人」が顎関節症?

『顎関節症』とは、
あごの関節や筋肉の異常により、
・あごが痛い
・口が開きにくい
・あごを動かすと音がする…

といった症状が出る病気です。

症状の程度に差はありますが、
なんと、 日本人のおよそ2人に1人が
こうした「あごの異常」 を感じている
という調査結果もあります。

♡原因はさまざま

顎関節症の原因はさまざまですが、 多くは
『関節円板 (かんせつえんばん)」という組織が
ズレてしまうことで起こります。

関節円板とは、
お口を開けたときに
骨と骨がぶつからないよう、
クッションとなる役割を果たす組織です。

しかし、あごの関節に
継続的な負荷がかかっていたり、
過度な力が加わったりした際に
関節円板がズレて
顎関節症を発症してしまうことがあるのです。

他にも、咀しゃく筋や
靭帯などに生じた異常など、
いくつかの要因が重なることで
発症するといわれています。

♡どうやって治療するの?

あごへの負担を軽減するために、
・専用のマウスピースを使用する
・悪い癖や習慣を改善する

など、セルフケアを中心とした治療を行います。

また、その原因によっては、
あごの筋肉をゆるめるために、
ボトックス注射をすることもあります。

顎関節症は、命に関わるような
恐ろしい病気ではなく、
自然と改善することもあります。

しかし、放置しているうちに
激しく痛むようになったり、
口がほとんど開かなくなったりと、
生活に支障をきたすほど
悪化してしまうケースもあるため、
油断は禁物です。

もし、
「あごが痛い」
「口が開きにくい」
「あごの関節がカクンとする」
などの症状が続くようでしたら、
仲町歯科医院メンバーまで
お早めにご相談ください。

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