こんにちは。
年末には 「年越しそば」を食べる、
という方も多いのではないでしょうか。
地域や家庭によって異なりますが
天ぷらやかき揚げ、 きのこ、 鴨肉など
さまざまな具材から好みのものを入れるのも
楽しみのひとつ。
こういった食事を楽しむために
欠かせないのが「歯ごたえ」 ですが
お口の中のどこで感じ取っているのか
ご存じでしょうか?
歯ごたえを感じ取っているのは ・・・
「歯」 や 「歯ぐき」 ・・・
ではありません。
実は、私たちが 「歯ごたえ」 を
感じ取っているのは
「歯根膜 (しこんまく)」 と呼ばれる
薄い膜によるもの。
歯は 「歯槽骨(しそうこつ)」と呼ばれる骨に
支えられているのですが、
この骨と歯の根っこの間にある薄い膜が
「歯根膜」 です。
歯根膜はとても薄く、
その厚さはたったの0.3mmしかありません。
歯を守る重要な役割も!
歯根膜の役割は
歯ごたえを感じ取るだけではありません。
歯根膜はクッションの役割も
果たしています。
皆さんは何気なく、
毎日の食事をしているかと思いますが
この時にとても強い力が
歯や骨にかかっています。
しかし、歯根膜がこの強い力を
吸収・分散してくれることで
歯や骨を衝撃から守ってくれているのです。
歯根膜を守るために・・・
このように
重要な役目を担っている歯根膜ですが
実は、 歯が抜けると、
歯と一緒に取れてしまいます。
つまり、 歯を失って、
入れ歯やブリッジになってしまうと
見た目や噛みやすさの変化だけでなく、
食感を感じることもできなくなって
しまうのです。
いつまでもおいしく食事をするためには
天然の歯を1本でも多く残すことが
不可欠です。
磨き残しの無いように
日頃の歯みがきの徹底や
仲町歯科医院での定期的なメインテナンスで
しっかりと歯を残して、
おいしい食事を楽しみましょう!